施主の定義・・・・?
しゃちょうの山本です。
毎回あまり営業的な美辞麗句ではなく、あくまでお客様に長くしっかり喜んでもらうために・・・・実際の本音なども時々書いているわけですが、やはり「施主」の定義をここでまたはっきりと自分にも刻んでおきたいかと思います。
基本的にお客様のほとんどが「施主自身がローンを組んで自分たちの価値観で家を建て、奥様とお子さんたちと住む家を建てられた一世代の方」が多いのですが、もちろん外構や庭づくりのプランの打ち合わせもご家族で何度も来社いただいてプランを作ってご契約をいただくという感じです。
まあこれが多くのパターンです。
ただ時々、奥様(ご主人)のどちらかだけが打ち合わせに見えられ、それが後日また何度も(打ち合わせに来ない方に)変更されたり、そもそも打ち合わせをされる方と工事代金を支払う方(親)が違っていたり、またご夫婦とその建てた家に似合うプランを何度も時間をかけて作り、それに従い工事を進めても(お金を出したであろう)ご両親からのプランへの度重なる干渉?などがあって本来きちんとしたプランに基づいての施工が難しかったことなどが・・・過去に何度かありました。
だからご契約までに打ち合わせをされた方以外の<第三者からの意見をより尊重しなければならない場合>、せっかくそれまで時間をかけ(無料で)何度も作ったプランであっても・・・・事情によってはご依頼をお断りしているのです。
先日は遠方から平日ご都合がつかないご夫婦の代わりに同居しているご両親が打ち合わせに見えられたお客様がおりましたが、事前に「親とは価値観が同じですので~」というメールもあってか、いろいろと楽しい打ち合わせになりました。
が、なかなかこんなケースは少ないところですし、若夫婦と親世代との外回りの景観性への認識やスタンス、好みなどが大きく違うこともこれまであったりで、その中で一番は「お金を誰が出すか」のところでどうしても「今回建てた新しい家にはそぐわないデザイン」に流されてしまうことも過去往々にしてあったところです。
また、どちらかのご都合でご夫婦どちらかだけが打ち合わせにくる場合でも、ほとんどはご夫婦の価値観は同じで互いに気に入った家に似合った外回りのデザインを作っているため、工事完了まですんなり行くわけですが、時々まれにご夫婦での認識や価値観が大きく違っており<果てしない打ち合わせ>になることもあるわけですね(笑)
だからこんな形でなかなか実施プランが何度打ち合わせしてもまとまらず、ご依頼そのものをお断りしたこともあるわけです。
もちろんこれも正直言えば、「売り上げのためのひとつの工事」・・・・と割り切ればいいのかもしれませんが、やはり今建っている家に全然似合わない感じのものを第三者の干渉で作らざるを得ない・・・・場合には施主にベストを尽くせなかったような本当に残念な気持ちになってしまうところです。
また家作りの最後の仕上げを台無しにする役目だけは避けたい・・・・と強く思っていますので、やはりこの点<施主>とはやはりそこに住む方であり、自分たちの価値観で自分たちのお金で家作りをする方と自分は定義していますので、この点が不明確な場合はどうしても躊躇してしまうところなのです。
そんなわけで・・・・ご両親にはたとえお金を出していただいても・・・<口は出させない>ことも一つの手なのかもしれません(汗)
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