家を建てるか・・・賃貸か・・・・について違う意味からお客さんと考えて見ましたが
長野市近郊で家を建てた方のための庭や外構工事を行っているガーデンファクトリーです。
さて、「家を建てるか賃貸か・・・」と言うテーマではもうあちこちで書かれたり言い尽くされているものですが・・・・
じゃあなぜこんなことを書こうかと思ったのかですが、まあ先日これも初めてのことですが・・・・
まだこれから「家を建てようかもうこのまま(賃貸)で行こうか悩んでますが、ローンを抱えて家を建てた場合でのイメージをかなり明確にしたいために、外構についてのお話も聞かせてほしい」なんていうおもしろい方が見えられました。
正直それはもう自分で結論を出すべきことなんですが、まあ基本自分もちょっと変わった人が好きなんで会ってみたくなりました(笑)
というわけで資産的な見地や今後の収入予測に伴うローンの返済云々・・・についてはファイナンシャルプランナーのところに行っていただければ良い訳ですが、やはりそうではなく「本当に家を持つべきなのか、そしてそれほどの価値を感じられるものなのか」と言う何か深い部分での意義についていろいろお気持ちを固めた上で決めたいようでした。
で、まずは当社で庭や外構を作った実際のお客様宅の画像と、この家でどんな暮らしをしているかなど、そして10年後もこんな感じだということもお客様の個人情報が分からぬ範囲でお見せしたところです。
単純にそれぞれの家が建った後の庭や外構による変貌ぶりについては見ていてとても喜んでくれましたが、イマイチピンと来ていない感じです。
それからはその方の現状についていろいろとお聞きしましたが、お子さんはいないようでたぶん今後もご夫婦二人での生活だろうとのことでしたから、まあ彼曰く家を建てる意義の一番に来る子供が持てないため悩んでもいる感じです。 もちろんそれぞれのご夫婦でいろいろな事情や形があっていいわけですからこれについてはそれぞれの人生だと思います。
でも何点か自分の経験からお話しましたが、まあ自分は持ち家派・・・に今となっては変わりましたが、若い頃はやはり大きなローンに縛られてずっと生きて行くことには否定的でした。
が、奥さんに引きずられながら家を建てることになったことも事実です。
ただ、めっきり老後がそこに見えて来た今となっては思い切って家を建てた若い頃の自分にはちょっと感謝もしていますので、そんなこれまでのお話をお客様としたわけですね、
☆家を建てた方がイイと思う理由
・なんだかんだで世間が許してくれるまではずっと働き続けなければならないため、やはり心からリラックスできる場所も必ず必要だったこと、
これは家が結局リラックスの場になりますし、そういう場がなければいつか行き詰まります。
また自分の場合は<家の持つプラバシー性>を重視しましたが、そのお客様が今後も賃貸のアパートだったりマンション等の集合住宅を購入する場合でも壁や天井、床に接した向こう側には他人が住んでいる、という潜在的な意識を持ちながら毎日暮らすことは自分としてはかなり気を遣いそうでしたので・・・・隣家が少し離れているような場所をわざわざ見つけて家を建てたことで実際家に帰ってかなりリラックスができたことをお話しました。
アパート マンションにも暮らしましたが、かなりしっかりと作られた分譲タイプのマンションでも他人の<生活音>は皆無ではなかったため、まあ持ち家は年に数回の自治会などのお付き合いはあっても・・・
<家>というもののパーソナル感がやはり自分としては良かったということですかね、たぶん家の方が完全フリーダムな暮らしができますしね(笑)
・家を建てずにお金として残して行くつもりでも、元々流動的なお金は・・・・・あればどんどん出てゆくのが常ですから、それをとりあえず<固定的な家>に替えておいた方が、最終的にお金の無駄遣いにならないのでは、ということです。
自分の場合はこの点が若い頃からほんとルーズでしたんで、たぶん奥さんに請われて家を建てていなかった場合・・・結局なんだかんだ浪費してあまり形としても資産としても何も残らなかったんじゃないかと・・・・今となっては思うわけですね。 それに家を建てなかった場合・・・・長年返したローン分もきっと稼げなかったのではと思います。
そんなわけで株や投資関連にかなり詳しい人以外はやはりお金をとりあえず「動かないもの」に無理して替えておく方が結果的に資産として残せるような気がしますし、売買で利益を出すための家ではありませんから自分の望むライフスタイルが叶う場所と家を建てることで人生もかなり豊かで違ったものになるはずです。
・将来高齢化し自分の寿命が見えて来た時にはたとえ老朽化していても・・・とりあえず<家賃を払わずに住める家>があることで実際年老いた自分も奥さんもかなり救われるのでは、とも思います。
これも働いているうちはなんとかなるでしょうが、働けなくなった後での定額の家賃の出費というものも結構プレッシャーだと思いますし、時期が決められているマンションの大規模改修とは異なり、自分だけの意思で(お金が無ければ)とりあえずガマンして住み続けることができるところも・・・持ち家の救いの部分になるものです。
また家のローンは長くてもたぶんギリギリそうなる前に終わることが多いので、それからは少しずつでも余裕が出るはずです。
まあいずれにしろいつかは誰もがトシを取ってサクサク動けなくなる日も来るため、この「自分の家がある」とか「とりあえずお金を払わなくとも住める場所がある」という安心感は歳を取れば取るほどとても大きなものだと思います。
そんなわけでまあ助言になってませんが(笑)
要はお金の問題ではなく、やはり人生の中で継続して住める自分の「砦」があるとないとでは有形無形で大きく違うかと思いますし、働けるうちに重い負荷を掛けて形を作っておかねばやはりいつか働けなくなる日が来ますから、その時に「何も残っていない」場合もこれからの日本の政治や人口の減少による中ではありえるかもしれませんね。
いずれにしろもう10年近く前のことですが、最後のローンの支払いが終わった日の脱力感は忘れられませんし(笑)また老後の年金も正直アテにはしてませんし、零細企業の社長なんぞ定年や退職金などもないわけですから、一生懸命少しでも長くズルズルと働きたいかと思ってます。
(老後はのんびり庭いじり・・・なんつう日が果たして自分には来るんでしょうかねえ・・・・・)
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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