お客さんと業者・・・・
今週はいろいろなお客様と会ってます。
これも先週と先々週はとにかくあるお客様のプラン作成に集中したかったため、打ち合わせや現場調査もできるだけ先送りして少なくしていたものでしたが・・・・・
今週からそのお客様宅の工事が早速始まりましたのでこちらは現場スタッフに任せ、それまでお待たせしてしまったお客様との打ち合わせや現場調査なども一気に始まった感じです。
(S様の工事 始まりました)
そんなわけで今日は水曜日ですが、今週はすでにかなりのお客様とお話したり現地にもお伺いしているわけですが、その中でやはり感じたことがありましたのでちょっとまた<辛口>で書きたいかと思います(笑)
これは「お客様の立ち位置」についてです。
つまりいろいろなお客様が家の外構・庭づくりなどをしようと考えて当社においでいただくわけですが、どの業者さんもそうでしょうが大体以下の形に分かれます。
① その会社の作るものが好きだから(よほどのことが無い限り)そこに依頼をしようと考えている方
② ハウスメーカーや地場エクステリア業者さんからのプランもあるけど、その会社の提案も見てどちらかに決めようとお考えの方(でも気持ちは7割くらいはその会社です)
③ 数ある業者と同じく、あちこちからプランと見積もりを取って「とにかく一番安い所」で決めようとお考えの方
大体この3パターンです。
そして今週はこの③のお客様が超久々に登場しましたが、あらためてこの③の方は・・・・・「逆に損をしているなあ」・・・・とつくづく感じた次第です。
ちなみにこの10年くらいはもうほとんどが①②のお客様が多かったため、お会いしたら「どこでもいいけど、オタクからも とりあえず 見積もりがほしいから、早く出して!」
なんていう清々としたお客様と久しぶりに出会い、ある意味新鮮だったところですし、せっかく一応お声がけいただきましたのできちんと当社なりのプランと見積もりをサクっと提出するつもりです。
でもまあこういう方は<プラン>と言わず、<見積もりを>といいますし、「とりあえず」っていうのも決まり文句です(笑)
いずれにしても「プランを描かねば見積もりも出ないですよ、」と言ったら驚いてましたが・・・・こういう方のプランというより言われたままの図面はたぶん一時間くらいで済みますので・・・どの業者もたぶん気合を入れないでしょうね。
また気合入れて描いたら逆にそれなりの価格になっちゃいますんで、プランが各社異なっても金額だけ見るわけですからたぶん見向きもされません。
そしてたとえ業者であっても相手を尊重しない方は・・・やはり同じく相手からも尊重はされない、ということも残念ながら事実ですよね。
そんなわけで以前は③のお客様であることが判明した場合には・・・・普通にその場でにこやかに必ずお断りしてましたが、ここ数年はちょっと考え方が変わったのが理由で、しっかりと対応しています。
というのもこれも自分なりの意地悪な理由からなんですが、やはり世の中いろいろな方が混在していますしまあそれが世の中です。みなそれぞれ価値観も異なります。
つまり自分にとってちょっと嫌な方が他の人にとってはよい方であるかもしれませんし、そもそも家族とでさえなんだかんだ揉めるわけですから、ある意味利害の絡んだ他人様ですから仕方がないわけですね。
そして「①のような良いお客さんばかり」が来てくれればうちだって理想ですから、そんな①の方に向けてどの会社も訴求するのがいわゆるマーケティングなんですが・・・・・
あくまで世の中の比率がベースですから①②も③もそれぞれの比率で当然存在しているわけなんです。
だからバランスも考えざるを得ません。
つまり<うちの会社を理解してくれる良い方だけに来てもらえば良い!>と頑なに考えてこちらの考える良いお客さんだけとしか相対をしなければ・・・・
まあ精神衛生上は楽ですし経営上もたぶん大きな問題もないかもしれませんが・・・・・
いずれその「良いお客様」がいつの間にか「普通のお客様」に感じてしまうことになるわけですね。
そしてそのうち本来その会社にとって①のお客様の有り難さもたぶん理解できなくなるかもしれません。
まあかなりの皮肉に聞こえるかもしれませんが、比較対象が無ければ実際良いか悪いかわからないからなんですね。
そのため今は当社にお声がけいただき、施工条件や自分のスケジュールが許せばなるべく多くの方とお会いしてますし、実際良いお客様ばかりが続きますとやはりそれに対する自分の感謝の念が何か薄れてしまうのでは?と・・・・・感じていますので・・・・・お声がけいただいた以上、ごちゃごちゃ言わず①~③のお客様すべてと会うことにしています。
また最初の出会いはちょっと残念だった③の方であっても・・・・工事のできばえや工事後より長年おつきあいしているうちに①のお客様になっていることも結構ありましたので、あくまで仕事を通して喜んでいただくことが大事ですし、また何か「良いことばかりを狙って良いことばかりが続くと」・・・・・逆に一気に落下するんじゃないかという変な心配があるものです(笑)
でも実際に自分だけに良いことばかりを考えて行動していると・・・・あまりろくなことにならないからなんですね。
これも経験済みです。必ず相手があるわけですし、相手がよくならなければ自分も良くはならないからです。
そんなわけでお客様と業者、となると何か業者側を下に見られてしまうところですが、結局お客様の深いリサーチやしっかりとした価値観に基づいた意思と尊重があってこそ、こちらもとことん本気で対応するのが人情ですから、結果そんな方がどんどん望むものを手に入れて幸せになって行く感じがするわけですね。
そのため、<どこでもいいけどとりあえず>・・・は禁句です(爆)
寒い人生が待っているかもです・・・・
うまく行く方はうんと考え、もうほとんど決めて来るようですから。
なおいろいろな外構業者さんからご支持いただいているこちらのブログ記事もこれから外構工事をお考えの方はお読みいただきたいかと思います(笑)
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