庭とエクステリアが家と家との勝負に勝つ秘訣（笑）

（画像と文章は関係ありません）

まあ変なタイトルですが・・・・↑　これうちのお客さんの奥さんから以前言われたままの言葉ですが（笑）

これは新しい大きな分譲地内で同じ頃に家を建てて同じ学校に通う子供さんがいて、そんなお客さんのママ友が近隣のママ友さんたちに・・・・

「うちは敷地も約1.5軒分だし〇〇ハウスメーカーで一番グレードの高い家を建てたんで何かとお金が掛って大変だったんですよー＆（みなさんの家とは違うぜ）」みたいなことを割合平気でママ友との会話で言うような方だったらしいです、　が、まあそんな成金マインドな方が今の時代まだいることにも驚いたわけですが確かに家にはお金かかってましたし敷地もちょっと広い感じでしたが、

が、が、・・・・はっきり言えば外構と庭がその家と比べると正直恐ろしくチープで・・・なんだか「シンプルモダンはコンクリートの打ちっぱなし！みたいなもんだと勘違いされた感じ」で、コンクリート＆カラー砂利でダー！っと敷地が覆われ、スリットのプラスチックのポールが玄関前に意味もなくドバドバ立っていて・・・そして家の重厚な質感を無視した前衛的なデザインの門柱に・・・高価な価格帯の都会で主に使われるデザインカーポートなんですが（長野ではちょっと厳しい）積雪２０ｃｍのものが付いてたりで・・・

まあこれはどうみても土地と家でほとんどのお金を使いきってしまった感じで・・・結局のところ外回りはかなり「チグハグ＆チープ」な景観でその重厚な家のたたずまいを見事に打ち消してくれているエクステリアだったところです。

正直これでも控えめな表現ですが、ほんと最初言われてみた時は「ぷぷぷ！」な印象でしたんで、まあそんな感じです。　ほんとイヤミなおっさんですが普通は「みんな家を建てて一生懸命がんばって外構や庭までやったんだろうなあ、」と家を建てた方にはそのデザイン性とか豪華さなどではなく、ある意味リスペクトを持っているわけですね。

そんなわけでお客様の御宅はその家の持ち味に合わせたシンプルですがそれなりにお金を掛けた渋いエクステリアと、家族でいろいろ楽しめてる庭となおかつ近隣の景観性もあげるくらいの緑も庭とエントランスに入れましたんで、その分譲地ではオアシスみたいな外観になったところですし、「外構と庭でかなり挽回できました！」と喜んでいただけました（笑）

そしてその後・・・・なんと例の豪邸の奥様からも「うちの庭もデザインしてくれませんこと？」みたいなお電話をいただきましたが・・・・・

時すでに遅しで庭となる部分がほとんど土間コンクリートで打たれていましたのでお断り申しあげた次第ですし、あれでは壊さねば何もできませんし、照り返しも強くて既にポツンポツンと植えられていた樹木も半枯れ状態でしたし・・・そもそも木は面倒だからいらない・・・という方でしたし、これは残念ながら互いの価値観も違うわけですから良い結果にもつながりませんよね。

そのためコンクリート打つ前にはやはり一回じっくり考えた方がいいわけですし、いくら一生草取りしなくて済むからと言っても、これを毎日リビングから年々薄汚れてゆくコンクリートや赤い砂利敷きなんかを見ていれば・・・「人間の方がやられてしまう」ところです。

まあそんな＜悪口＞な話ですが。

・どんなに狭いスペースでも飾ってあげれば家のたたずまいもかなりアップするはずです