庭は奥さんと子供たちへの愛情のバロメーターです
(絵に描いた:夢:で終わらせないで・・・)
日頃は個人宅の庭や外構のデザインをして工事をしているわけですが、なんとなくというかここ数年5軒に1回感じることは・・・・
正直なところこの頃の旦那さんはどうも意気地がない方が多く、「家を建ててそこで力尽きる、これで終わり」な方もいたりで、結局奥さんや子供たちが喜ぶ庭や外構への出費はとにかくケチる方がなんだか多くなってきた印象です。
たとえば打ち合わせでは毎回奥さんが来て、いろいろと庭と外構のプランや過去の施工例などお見せして、現実的なご予算の中で奥さんのご要望もお聞きしながらとても盛り上がるわけですが、その後家に帰ってからの旦那さんとのお話で一気に「しぼむ」ことも多いところです。
もちろんそれはそれぞれでいいのですが、なんだか<奥さんのあまりにがっかりした顔>をこのところみかけることも多くなり、やっぱり奥さんや子供さんに対して精一杯もうひとがんばりしてみることもいずれは自分のキャパや稼ぎも必ず伸ばしてくれるのですが・・・・ある意味最初からあまり腰が引けてて同じ男として残念な感じです。
これも別に自分の事業であるから「もっと予算をよこせ」と言っているのではなく、それではこの先がんばって建てた家で家族みんなで末永く心地よく楽しく暮らせないであろう「とりあえず住める最低限のものだけ」・・・・・を最初からご要望する旦那さん、時々います。もうとにかく一銭も使いたくないのだけど渋々仕方ないから外構もやるみたいな(笑)
でもそれじゃこれまで住んでたアパートとなんも変わりませんし、奥さんの家を持つことへの夢の部分を叶えたとは言えないところですし、お子さんにも庭で遊んであげさせたいものですよね。
そんなわけで結局実際家を建てて住んで見れば「日々の豊かさ」というのはやっぱり庭や外構と家とのバランスがとれており、そこに新たに作った自然との調和で年々感覚的な住み心地も生まれてくるものですが、その点「家だけ豪華主義」といった日本の住宅建築事情もちょっと残念なんですね。
が、わたしからすれば(家のローンはもうとっくに終わりましたが)まあどうせ一生かけて返す借金ですから思い切ってもうワンランク上を先に手に入れちゃうこともあながち人生をうまく行かせるためには無駄なことじゃないですし、結果的に使った分自分に戻ってくるのですがねえ・・・
ということでこの記事を書くきっかけになった「旦那さん」があまりに奥さんの夢やお子さんの希望も<無駄なもの>で却下してしまうような方でしたし、「自分が働いたカネだから自分が全部決める」みたいなみみっちぃ方でしたが(笑)・・・まあ正直人間的にもまったく感情移入できない人であったんですが・・・
なんだかせっかく家はできたのにこれでは(緑が家の中から毎日見える庭がほしいと言っていた)奥さんと(デッキと砂場がほしいと言っていた)お子さんがかわいそうになり、これまでやったことのない「低予算」で(普段なら最初からお断りする金額・というかそんなご予算の方はまず来ませんが) わたしの一存で精一杯やってあげることにしたわけですね。
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