猛暑での水やり
お盆を過ぎても毎日本当に暑い日が続きますが、やはりここまで暑い日が続くとお客様の水やり次第で樹木も弱って来るお宅もあったりします。
また今年は梅雨が短かったためか、毛虫などによる樹木の虫害も例年より発生している感じです。
そんなわけでここでまたいつもの【水やりの声掛け】をしたいかと思います。
まずこの時期葉が茶色く変色したり一部分が枯れて来たりした場合は、大体が1か月くらい前の水やりが足りてなかった感じです。
枯れてしまった葉はもう元には戻りませんが、全体的にはまだ生育しており、青い葉もあるようでしたらがんばって水やりをお願いしたいかと思います。
なお美観的に枯れ葉が目立つ場合は、枯れた葉を落としていただき枝はそのままで落葉樹の場合は来年の芽吹きを待っていただき、常緑樹の場合は徐々にまた葉が茂るのを待っていただきたいかと思います(ずっと葉が出ない枝はいずれカットしてください)
・シャラ(ナツツバキ)の木は暑さに弱く、特に水をたくさん飲みますのでこの時期は水やりが大切です
(これだけ毎日暑いのでこのくらいは仕方ないかと思います)
そしてここで3点ほど(お客様がやってしまう失敗?)水やりなどについてご注意いただきたいのですが・・・
① 樹木が弱って来ても絶対に肥料はあげないでください、窒素系の肥料をあげると逆に樹木内の水が根から排出されてしまい・・・弱った樹木にトドメをさすことになります。
樹木に化学肥料は絶対避けていただき、冬場に有機肥料(腐葉土やバークたい肥など)を根元に漉き込んでいただく形となります。
② これも枯らす意外な原因なんですが・・・・ホース内で熱湯になっている水をいきなり樹木や花にあげないでください、とにかく水が冷たくなるまでちょっと我慢していただきそれから水やりをお願いします。いきなり熱湯だと・・・・枯れます。
③ 日中 炎天下での水やりは逆に樹木が弱る恐れがありますので真夏や猛暑の際はやはり日没後に雨を降らすように水やりをしていただければと思います。
また朝や日中にあげた水は土中で高温となり蒸れますので、できれば日没後に水やりを行い、夜間ゆっくり樹木を休ませてあげてほしいかと思います。
そんなわけで自分もなかなか植えてから数年までは夏になると葉が弱って枯れて来たりして水やりや樹木の維持管理にも苦労をしましたが、年々しっかりと広く深く根を張ってゆくせいか、
10年ほど経ちますとほぼ水やりなしできれいに生育しています。
そのためあくまで自分の庭での経験ですが、案外前の年枯れこんでもうだめかな?なんて思っても、いつの間にか復活していることも結構ありましたので、小枝がポキポキ折れるまでは枯れてませんので水やりと声掛けをお願いいたします。
・以前は葉が結構枯れこんだヤマボウシですが、今では真夏でも青々して元気です
・約二年後の画像ですが(樹木も芝も)猛暑でも生き生きしていました。 撮影し始めたら一気に夕立が来ました
ということで樹木も年々豊かさを感じさせてくれる財産ですので、なるべく枯らさずもう一度シャワーをする感じで水やりをお願いいたします。
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