我が家が一番！と思っていただける景観を作ります

梅雨前のこの時期は、庭づくりには本当に最適なタイミングです。これから梅雨を迎えますから、水やりもそれほど神経質にならずに済みますし、少し根が落ち着いた頃に本格的な夏を迎えるため、猛暑もなんとか乗り切ってくれます。（もちろん水の管理は必須です）なによりすぐに緑の庭を楽しむことができますから、完成したときの喜びはひとしおです！

そんなベストシーズンにちょうど着工を迎えられるタイミングで、こちらのＹ様がご契約になりました。

Ｙ様のお宅はロケーションが最高な飯綱です。周囲には別荘地のような雰囲気のお宅が点在しており、さらに高原の雰囲気たっぷりの樹木がまわりに茂っています。ただ、敷地内にかなりの高低差があり、地面も土のままのため、雪や雨のあとは排水がうまくいかずに泥だらけになってしまうとのことでした。また、Ｙ様は在宅でお仕事をされており、奥様もヨガ教室を自宅で開かれるということで、地面のぬかるみを抑えること以上に自宅を思う存分楽しめるような、そして生徒さんが気持ちよく通ってこられるような景観づくりをご提案しました。心身をリラックスさせ、心も体も整えるヨガですから、”場の雰囲気”というものも、とても大切です。

排水に関しては、一箇所にまとめて集めて自然石で作る水路に流します。もちろん暗渠でもいいのですが、今回は見栄えを優先させているため、自然石の水路をプランに盛り込みました。雨の後や雪解けの水があるときだけ水が流れます。

道路側にはヨガ教室に通う生徒さん用の駐車場を用意しました。駐車場の機能を果たすだけならコンクリートやアスファルトで十分かもしれませんが、飯綱という場所、そしてＹ様のご自宅建物の雰囲気から見てもコンクリートでは味気ない空間になってしまいます。今回は枕木と自然石を敷き詰めて作るナチュラルな駐車場です。敷地内には建築時の掘削で出てきた大きな石が大量にあるため、部分的に土留として使い、敷地内の高低差を解消する予定です。（３Ｄイメージのため平らで表現されていますが、実際にはかなりの高低差があります）

また、玄関屋根の距離が短く、冬場はドアを開けてすぐに雪が落ちてきてしまうため、当社で新たに屋根を追加することになりました。工務店ではないため屋根をそのまま延長することはできませんが、柱を４箇所から立ち上げて高さをあわせ、今ある屋根からそれほど違和感なく延ばせるように現場で作ります。

さらにＹ様のお宅は森の中に建ち、敷地も大変広いですから、自宅がキャンプ場のような雰囲気になっています。ということで、さらに自宅と庭空間を楽しめるように『ファイヤーピット』というスペースを作ります。ファイヤーピットとは、焚き火を楽しめる場所のことで、家族や友人を招いて集い、そこでバーベキューを楽しむ事もできます。

Google画像検索のイメージですが、こんな場所です。