駐車場は・・・・欲張らない、 敷地全体のバランスも大切です
今日は駐車場への・・・思い込みについて書こうかと、
外構づくりではやはり当たり前にはずせないのが<駐車場>ですが、これもあまり将来の先の先まで考えすぎて多めに作ると・・・・やはり駐車場だけのちょっと寂しい景観の家、になりかねないところです。
そんなわけで先日の打ち合わせでもお客様がご要望する<駐車場の駐車台数>がちょっとネックになった案件がありました。
ただ今現在お客様のお宅で保有している車は普通車と軽自動車と言う感じでしたが、来客なども想定して・・・<4台分>の駐車場を求められました。
が、はっきりいってそんなに必要ありませんし、今はどこも50~60坪の分譲が多いため、駐車スペースが4台だと間違いなく庭とエントランスの大部分が無くなって、駐車場は広々だけど他の部分はかなり窮屈な生活になるものです・・・・というか家の前は全部駐車場・・・となる感じです。
ただやはり住んで見れば駐車場だけではなくいろいろなスペースがあることもその後の日々の生活の質を上げてくれるものなのですね。
たとえばこの下の画像のお客様宅は駐車台数2台用と、玄関前に一台分のエントランスを兼ねた駐車兼用スペースを作ったものです。
ただプラン作成の際にはこの門の部分までもう一台駐車スペースを増やして(並列で3台) 駐車スペースを作りたいご要望もありましたが、やはり全体のバランスや現状での保有台数とエントランスまでの距離感も大切でしたので、なんとか二台+ファザード分で今もご不便なく生活をしていただいてます。
そしてその駐車場がもう一台できるはずだったスペースには駐輪場や植栽スペースを作り、その分生活にも余裕が出たのではと思います。
エントランス周りも長年の住み心地や毎日の気分を上げてくれるものなので、あくまで駐車場をあまり優先せず、庭やエントランス周りの修景も考えていただければと思います。
次も保有台数は一台のお宅でしたので割り切って1台+庭兼駐車スペースとした事例です。
庭もかなりスペースがとられてしまうため、あくまで緑化率は落とさずに駐車スペースを確保したプラン例です。
いずれにしてもコンクリートをたくさん打ち過ぎると後でそう簡単には壊せませんから、建築屋さんによるコンクリートの駐車場のドカ打ちもご遠慮していただき、家の周りはいったん土の状態で建築工事を終えてから、外構業者さんと敷地のレイアウトや庭も含めたプランづくりをされた方がよいと思います。
(建築時に工務店さんが駐車場5台分コンクリートで打ったお客様宅ですが・・・・)
この状態でご依頼をいただきましたが、さすがにコンクリートは壊さずプランを考えましたが・・・・・・コンクリート打ち過ぎですよね、
でも既存の駐車場コンクリートをベースに使用しているうちのプランにもちょっとムリがあるかもしれませんが(笑) しっかりと安全に長くお使いいただけてます。
そんなわけで敷地にそれほど余裕がない場合・・・・駐車場の台数をあまり欲張ってしまうと、やはり家全体のバランスが崩れたり、毎日感じる住み心地ももかなり違ってくるものですから、まずは保有台数を確保して庭やエントランスのスペースをなんとか確保してから、もう一台分が残れば考える形・・・・・・でいいんじゃないかと思います。
たぶん実際住んで見ればそんなにお客さんも来ませんし(笑)今は小さな子供達が将来車を持ってから考えればよいのかもしれません。
というわけであまり駐車場だけに意識を持つと生活の充足感が落ちるかと思うのですね。
・・・・・・・・・・・・
ほかの施工例はこちらからどうぞ!
緑の比率が高く緑に包まれるガーデン&エクステリアをぜひご覧ください。
エクステリアや庭づくりで情報収集したい方にはとことんご説明しています。事前の情報収集が本当に大切なのです。
お気軽にご相談ください。
ブログ記事一覧はこちら