ナチュラルな外構プランで意識していること | ガーデンファクトリー

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ナチュラルな外構プランで意識していること

 

 

さて、3DCADで描くとナチュラル・・・・・もこんな感じになってしまうところですが(笑)

 

あまりご提案の際は余計な機能を取り込んだかっこいいイメージ画像は作らず、あくまでこんな感じであっさりと御提案しています。

 

 

というわけで現在は市内と県内(中信)で数件施工中ですが今週から本格的に工事が始まったナチュラルなプランのS様の施工画像をちょっとご紹介しながら、自分の考える「ナチュラルなエクステリア」についてちょっと書いて行こうかと思います。

なお当社でのナチュラルなエクステリア・・・というのはこんな感じです。

 

 

 

 

 

 

 

 

まずナチュラルな外構の捉え方ですが、やはり住宅としての日々の快適性や生活上の動線はやはり大切となるため、見た目だけのナチュラルではやはりいずれ壊れてしまったり、歩行、駐車などにも支障が出るところですから、動線部分は日々の生活を考え<固め>ていますが、これもコンクリートとかコンクリート二次製品(インターロッキングなど)ではなく<自然材>である自然石や枕木、レンガなどを主に使用しています。

 

またナチュラルな外構をチョイスする場合はやはり<建物>のたたずまいもナチュラルな感じですから、あまりいろいろな素材やカラーは使わず、シンプルにまとめているものです。

 

これも考え方としては家から離れるにつれ、どんどんナチュラルな素材や植栽を増やしながら、家に近くなればなるほど(自然な素材で)しっかりと固めて生活の快適さを優先する形になるわけですね。

 

ただこれもお客様のご要望でこの素材選びも変わりますが、あくまで建物の風合いを優先するためのナチュラル外構の場合ではアルミやプラスチック製品やいろいろな素材を混ぜて庭もタイルとかカラーの砂利・・・・・とかの・・・ちょっとにぎやかに仕上げるエクステリアデザインとはせず、

あくまでしっかりと作られた質感の高い建物のイメージを逆に外構でチープにしないよう・・・・気をつけてプランしています。

 

とにかくお金を掛ければ掛けるほどよく見える・・・というものではないことも<外構>なのかもしれません。

 

 

そんなわけで今週月曜から本格的に工事が始まった蓼科のS様邸はそんなナチュラルなエクステリアを気に入って当社にお声がけいただきましたが、一週間ほど経ち少しずつ工事も進んで来ましたのでちょっと(お客様へのご連絡も兼ねて )御紹介したいかと思います。

 

 

・アプローチ部分の施工も始まり、ウッドデッキや手すりの取り付け、照明の地下配線等は完了です

 

 

・駐車場も枕木を並べ終えました

 

完成後に見えなくなる枕木の根元はしっかりとモルタルで固め、後々の腐食を避けるために地盤とは絶縁しています。

 

見た目はナチュラルでも・・・・・案外見えないところにコンクリートを結構使うのが当社のナチュラル外構の施工です。

 

また当社で作る枕木の駐車場は、枕木が置かれるその下も全面が砕石路盤となっているため、土とは触れずに後々の沈下や腐食に対処していますが、そのため元の地盤から25cmほど駐車場全体を掘削して工事をしているものなのですね。

 

なお使用する新品の枕木も施工中はどうしても汚れますが、現場入れの前にこの<無公害塗料加圧注入済みの新品枕木>を一度当社で油性ステインにてブラウン塗装をし、作業が終わる頃に再度塗装を施してきれいにして完成させる形ですので、美観も耐久性もかなりある枕木となるものです。

 

とにかく見えないところはモルタル等でしっかりと固めてズレや腐食に対処します。

こちらも根元はしっかりとモルタルで巻いてますが完成後は見えません。

 

枕木はやはり長年では地中の根元から腐食しますから、この点で根元にモルタルセメントをしっかりと巻くことで腐食やズレなどに対処しています。

またウッドデッキも工事完成頃にもう一度仕上げ塗装を施して美観と耐久性を高めますので木製品はすべて防腐済みのもを当社で二度塗りすることが基本です。

 

また今回は敷地が広大なため、生活動線以外の場所での歩行やぬかるみ防止、雑草対策などのため、廃木材をチップにしたものを敷地内に敷きました。

これはたまたま近くにそんな不要となった木材や樹木をチップにしている業者さんがありましたので家の裏側は<砂利>ではなく木材チップを大量に敷きました。

 

まあ周囲の環境や家もナチュラルですから、やはり砂利は敷けませんよね。

これもナチュラルですし、いずれ土に還ります。

 

 

下はワンちゃんが家から階段を降りて、ちょっとのんびりできるドッグスペースとなりますが、仕切りのフェンスの支柱を建てたところです。

支柱の基礎部分もここではちょっと美観性が落ちますが土と絶縁することで柱もフェンスも長持ちしますのでこんな形で施工をしています。

 

なおここも下には砕石が10cmほど全面に敷かれてしっかりと転圧もされ、そこに樹木のチップを敷いて、そしてその上にまたバークチップを敷いて犬に優しいふかふかなスペースとするものです。

 

出来上がりはこんな形です。

 

なお仕上げのバークチップ敷きは下の画像のような感じです。

後々植物などを植えたい場所にはどかして植えられ、また元に戻せばきれいな花壇になるため便利な素材です。

そしていずれ傷んだりしたら新しいものを敷けばまたきれいな花壇になるわけですし、もちろん犬の肉球にもとても優しいものなのですね。

 

(バークチップ敷き)

 

 

というわけでまだまだ始まったばかりのS邸ですが、来週からはインド砂岩の乱貼りのアプローチの施工に取り掛かります。

これも歩行床ですが寒冷地のため下はしっかりと砕石路盤とベースコンクリートを施した上にモルタルで高さを調整しながら石を貼りますから車も乗り入れられるものです。

 

が、貼る面積が通常の個人宅の3倍くらいあるため・・・・・かなり手間が掛かります。

でもかなり質感の高いアプローチになるはずですが。

 

 

 

いずれにしても「出来上がった時の見た目がナチュラルできれい」でも・・・・やはり見えないところをしっかりと施工することによって、長年きちんとナチュラルな景観が保てるところなのですね。

まだまだ始まったばかりですが完成がほんと楽しみな案件です。

 

 

 

 

☆よろしければこちらもお読みください。

 

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