エクステリア工事で何も知らずに損をしないためには?
これまでかなりの<他社での外構工事施工後の追加工事>や<外構後の庭づくり>なども行ってきましたが、
やはりお客様が結果的にかなり無駄な出費を行ってしまった・・・と思われる事例も結構あったところです。
そのためまずこの場合、<お客様がエクステリア工事で結果的に無駄なお金を費やしてしまう>主な要因はといえば・・・大きくは2つあるところです。
ここではそれについてはっきりと言っちゃいますのでクレームはやめてくださいね(笑)
① 家を建てたハウスメーカーや工務店さんにエクステリア工事まで依頼すること、
です。
これ意外かも知れませんがまあこんな方も多いのですし、家の流れで精神的なハードルも低いからでしょう。
ただこの場合はエクステリア工事ができあがるまでの流れは以下の形になるわけですね。
☆お客様 ⇒ ハウスメーカー ⇒ 下請けのエクステリア業者(ここがたぶんプランを作ります) ⇒ その下請けの職人を抱えるエクステリア工事業者(ここが工事を施工)
というパターンですが、下手するとここからまた ⇒各3次下請け専門業者(アルミ コンクリート 壁など)及びそれぞれの専門の個人の職人・・・なんていう流れになるわけですから、
結果的にお客様宅に工事にお伺いして毎日顔を合わせるのはこの<末端の職人さん>と言うことになるわけですし、基本ハウスメーカーは外構業者に口利きをして<紹介マージン>をはねるだけの形が多い感じです。
これも実際大手ハウスメーカーが500万円以下のエクステリア工事に直接手を出してみてもその組織ゆえ採算が取れないでしょうから、言い方は悪いですが<丸投げ>みたいなものです。
そして各業者さんそれぞれ多少なりともそこに<利益>を上乗せしなければなりませんから、結果的に少なくとも2~3割以上は<その本来の価値>よりお金を払う結果になるわけですし、たとえ金額自体がそれほど高くなくても・・・・
裏では末端の職人さんが泣く泣く安価に工事をしているだけでしょうし、またプラン内容もそれぞれがそこで利益を取ろうとするため利益もあまり見込めませんので・・・・
予算を抑えたコンクリート主体のデザイン性のない簡素なプランになることも往々にしてあるわけですね、
これは実際うちのお客様でもありましたが、たとえば同じ300万のご予算でも・・・ハウスメーカー経由のものでは図面がスカスカで「これしかできないんですか?」と思ってしまうプランもありましたし、もちろん<庭>もありません。
(建築時に一緒にやられた外構ですがハウスメーカー経由ですのでこの内容でもそれなりの予算が掛っていました)
(当社でその後エントランスの追加の修景工事と庭の工事を行いました)
ハウスメーカーでは「庭はまた後でやってください」みたいな感じが実際多いところです・・・
これも最初から全体のプランを当社にご依頼いただければ、たぶん一番の見せ場であるエントランスが・・・コンクリートに色を付けただけのグランドコンクリートではなく同じ価格でレンガや自然石などの素材でプランできたことは間違いありません。
とにかくこの場合、施工に至るまでの多層構造により・・・・結局同じことをしても高くなってしまいます。
そんなわけでお客様から直接お声がけいただき、うちでプランを作り、うちの社員で製作、施工している当社からすれば・・・無駄です。 マージン発生なしですし同じ予算ならもうひとつカーポート付いちゃいます。
次に
② 依頼したエクステリア業者さんがエクステリアの¥(門 塀 外構 カーポート アルミ製品)のプラン・工事しかできず、庭はそのまま残してしまい、また別業者で後日庭のプラン・工事を行う。
これも本当に無駄です、二度手間でトータルでは余計な出費が発生します。
この場合のネックはとにかく最初にエクステリア工事だけをガー!っとやられてしまい「庭はまたどうぞ」で帰ってしまうところですが、後からまたその出来上がったエクステリアに少なくとも背反しないデザインを作り、もういろいろと出来上がっているところで庭を作るのは・・・これは結構大変ですし、ほんと実際余計なお金が掛ってしまうところです。
(塀もアプローチもすべてできていますので、重機も入れませんが。。。。)
で、たとえばこのお宅で最初にエクステリア工事を行った業者さんの(どこか聞いていませんが)そんな<姿勢>がよくわかるのがこの<庭>でしたが・・・
つまりこのテラスとデッキ・・・かなりの金額を掛けられたはずですが・・・・本来の価値を発揮していませんしお客様もほとんど使用していませんでしたから・・・まあ業者さんが美味しいところばかり提案し取り付けて儲かっただけですよね、これ。
そしてその後数年経ってうちでお庭のご依頼を受けましたが・・・どこからも入れませんからほぼ手作業で庭づくりです。
(一応このエクステリアが生かされるであろう本来あるべきデザインでプランして庭づくりをしました)
このため本来なら重機を一度入れれば済むところをまた庭の工事の際に掘削と土の入れ替えが生じますし、とにかく外構工事と一緒ならば庭を作ってから塀を最後に作れば済む訳ですが、もうどこからも入れない場合が多く、人力での割高な作業が前提となってしまうところです。
そのためこんなお客様の側からのスタンスでプランを考えず、<とりあえず自分達ができる一番美味しい工事だけをやって終わる>・・・・みたいなエクステリア業者さんも案外後を絶たないというのが自分の印象です。
もちろんきちんと全体のプランやレイアウトを作り予算の関係で後回し、というのはアリですが、これではそう思われても仕方が無いわけですね。
だからお客様のためにもっともっと考えてあげるべきでしょう。
要は庭も外構もひとつに考えプランするスタンスでなければ後々工事的にも支障が出ますし、お客様も本来生じないお金が無駄に掛ります。
そしてなんと言ってもそれぞれ違う業者が建物とエクステリアと庭を作るわけですからどうしてもチグハグな外観になってしまうところです。
そのためご予算もきちんとお聞きしながらも、お客様にはいろいろなプラスマイナスをご提案した上でやはりエクステリア工事は行われるべきじゃないかと思いますし、お客様側も「とりあえず外構を」という認識は改めるべきかもしれません。
とにかくご依頼する業者さんによってそのプランも総額でのご予算もトータルで大きく変わることは間違いないところです。
またコストダウンはプラン内容だけではなく、プランナーが施工の能率や段取りまでどれだけ考えたかでも大きく変わるものなのですね。
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