工務店さん、コンクリート打ち過ぎです!
今日の記事はこれから家を建てようと思っている方や建築中の方も必見です。
このところ以前より強く感じてるのが・・・
「工務店さん・・・コンクリート打ちすぎ!」というところです。
とにかく駐車場なんか、どう見ても(将来に渡り)必要の無い台数までコンクリートを建築時に打っちゃったり、建物回りもがっつりコンクリートで全部固めちゃったり、庭となる部分までコンクリート打ったりの・・・・そんな建物にもこのところ時々出会うところです。
でもとにかく建築時に外回りまで一緒にコンクリート打つのはお待ちください!
そしてコンクリートを打つならあくまで外構や庭のプランを作ってから打たないとこの先かなり制限された暮らしになっちゃいます。
そんなわけでここに掲載されているのはうちで外構・庭をご依頼された2軒のお客様の着工前の画像ですが、これだけコンクリートを打たれてしまってはかなりプランも制限されちゃいます。
たとえば下のお客様宅ですが・・・・・こんな現況でした。
(車は一台なんですが駐車場は4台分コンクリートです 土留めも傾斜してて土が流れちゃいます)
(結構すごい面積です、コンクリートォー!・・・・)
アプローチもコンクリート・・・・
というわけで今更コンクリートをすべて壊せませんので、強度や耐久性を保持しながらすべて土間コン上での施工です。
工務店さん土間コン打ち過ぎです、くどいですが、
敷地全体の高低も長いこれからの生活のために整えます、苦肉の策です。
このように実際住んでから今度は庭や外構をする段になれば・・・・
もうコンクリートを打っちゃったところには草木一本植えられませんし、石貼りやタイル敷きをしようにも「高さもちょうどで仕上がって」いるため壊してもう一度低めにコンクリートを打ち、その上に貼るような形でしか施工できません。つまり一生コンクリです。
(コンクリートの上にそのまま石やタイルを貼れば厚み分だけ段差ができて玄関ドアも開きませんし、端部は段差ができてつまづいて転びます)
もちろん現代的な建物にはコンクリートもかなり似合いますが、ただコンクリートの一番の欠点は・・・・10数年経つと「うす汚れた感じ」になってしまうことですから、今は真っ白でピカピカでも10年後は<どよ~んとした全景>になってしまいます。
そんなわけでこの頃なんだかコンクリートまでがっつり打って終わってる<地場の工務店さんで建てた家>も見かけるようになり、正直必要のないところまで(お客様の無知につけこんで)コンクリートを打ちまくって利益を上げる戦略もちょっとミエミエです。
が、やはりお客様のこれからの生活やその新居での楽しみまで考えて欲しいわけですし、これは御社を選んで家を建ててくれたほんとありがたいお客様なんですから。
そのためとにかく施主側もよく考えて、せっかくこだわって建てた家ですから・・・やはりコンクリートは今保有している車の台数分ぐらいに留めておいた方が無難ですし、これはあくまで外構や庭の計画がきちんと決まってから打つべきものなのですね。
そのためやはり建物工事での外回りのコンクリート打設は安易に建築屋さんに任せてしまうと・・・・一生あまり楽しめない制限された暮らしになるものですし、残念ながら工務店さんで庭や外構までしっかりと考えてプランするようなところもほとんどないからです。
あくまで餅屋は餅屋ですから。
(このお宅は家の周囲全部コンクリート打ってありました)
(こちら側の駐車場はほとんど使ってないのですが・・・・これもすごい面積です工務店さん・・・あと土留めも・・・)
(デッキ?もありましたが速攻でお客さんに撤去してほしいとご要望されました)
(このお宅はお庭が広くコンクリート部分の壊しは予算的にもうスルーしましたが、とりあえずこんな感じになりました)
工務店さんで作ったデッキもタイルと本来のウッドのデッキに作り直しました
やはりコンクリートの殺風景な質感をウッドやグリーンで打ち消す感じでブラックの家とのバランスがなんとか取れた感じになりました。
そんなわけでくどいようですが安易に建築時にコンクリートを打ってしまうとあとで家を飾れません。
またエクステリア業者さんでも「固めたがる」業者さんも多々おりますので、グリーンがそれほど嫌いでない方はやはり<土の部分>をきちんと残しておくプランが賢明ですし、将来増えるかどうかわからない車の分までコンクリートを打つ必要もありません。
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