考え尽くす そして作る
そんなわけでT邸の外構・庭リニューアル工事もほぼ完了し、また年末に向けての次の外構リフォーム工事に昨日から取り掛かってますが、やはり今回のT邸の外構・庭のリフォームは・・・・・・
元々「犬が通行人に吠えて困るので何か目隠しを」というテーマから始まったリフォームプランです。
つまり<犬のための庭づくり>でもあるわけですね。
で、その後いろいろお話しするうち・・・・
「もういっそのこと外回りは全部変えて、日々の生活の楽しさや質感をここで一気に上げましょう!」
という方向性となり、スペースは狭いながらもレイアウトや質感を考え尽くしたプランを作成したものです。
もちろんわんちゃんの敷地外への視線はシャットアウトして、動線(笑)なども考え、家の周りを走り回れ、人の出入りと共に犬が逃げないよう(脱走の常習犬らしいです 笑)・・・・
スペースごとにも仕切れるプランとなっており・・・・当然肉球にもやさしいつくりとなってます
ただ既存のリフォームの場合、スペースなどの制約からとにかく複雑な取り合わせが出て来てしまうプランが多く、施工時もかなりそれぞれの位置やアイテムが組み合わさっており・・・・
「ひとつが1cmでも間違えると・・・次の工作物が納まらない・・・」とか、「先にこれをやっちゃうと次のこれの施工ができない・・」言う感じでしたが、この点もうちの職人たちと毎日夕方濃密な打ち合わせをしながらの作業となりました。
これも現場スタッフも皆がうちの社員のため、いろいろな施工に関しての施工の指示や検討が日々リアルタイムにできますし、自分も最初の数年間は毎日現場でいろいろ作ってましたんで、複雑な施工に際しても<ピントのズレたプラン図面>も作りませんし、よくありそうな現場でプランナーと下請けの職人が「あーだこーだ」・・・なんつうことも当社では全くないわけですね。
ということで9割方完成時の画像ですが最初とはやはり結構変わりましたが、あくまでごちゃごちゃさせずシンプルにまとめます。
(着工前との変化)
↓
庭 着工前
9割くらい完成です。
↓
本当は夜の方がかなりきれいです。
家の横 着工前
↓
エントランス着工前
↓
エントランス周りは官民の境界や後退線の関係で位置変更はできないため、ほぼ同じ位置でのレイアウトです。
ということで、自分がプランに取り入れるレイアウトやアイテムは一応すべてに<意味がある>ものです。
たとえば全体的にすっきりとまとめるにはどんな素材がいいのだろう、とか 塀の高さはどのくらいが良いのか、また犬が逃げないフェンスの高さは?とか、あとはリビングからのご家族の目線とか、今後ここに何をどう植えてその後の庭がどう変わって行くのか・・・
ただ気分で設計しているわけではありません(笑)
また近隣を含めて前の道を通る人の心持ちとか、まあ毎回それぞれのアイテムの意義をひとつひとつ考えながらプランしています。
あとなかなか既製品ではサイズや雰囲気が合わないこんな小物も合わせて手作りですし、新しい犬小屋も既製品を今回のプランベースに合うよう少し手を加えてます。
そんなわけでリフォームの場合、やはり「変化と進化+生活の質感アップ」がテーマですから、お客さまのご要望をしっかりと聞きながらも、出来上がったら毎日本当に気分がウキウキする空間づくりと元々建っている家がより引き立つプラン作成にも努めてます。
そして・・・・これがベラボーに高いのも意味が無いわけですから、ご契約に関係なく少しでもコストダウンできる部分の共通施工や段取りをプラン作成時に既に詰めての見積りです。
とにかく<ベストの提案>に努め、とことん考えとことん作るのがガーデンファクトリーの創業期からの変わらぬ姿勢なんですね。
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