長野市での駐車場の修景リフォーム
今日は建築時からの殺風景なコンクリート駐車場にちょっとだけ手を入れて・・・質感の高いエントランス周りに修景した事例をご紹介します。
家を建てる時に駐車場の土間コンまでは建築業者さんで行うことも多くなりましたが、建築業者の場合・・・予算の主体はあくまで建物ですから、
当然駐車場のプランはなるべく予算を掛けない形になるものです。
今回ご依頼いただいたN邸もそんな建築時に作った駐車場でしたが・・・いかんせん幅が狭く使いずらいことと、奥にも普通に1台分が駐車できる駐車場を設置出来たらとのことでした。
下の画像は工事前の現況ですが….駐車にはテクニックが必要です
通常コンクリートの間を空ける場合でもタイヤ下のコンクリート幅は片側でも幅1mは確保したいところですし、真ん中の部分は(芝とか砂利とか)60cm以下がタイヤを外さないで駐車できる幅サイズではないかと思います。
(中央部を60cm空けた当社で施工した駐車場の事例です)
ただ問題はこのスリット駐車場はその面積の狭さをカバーすべく?・・・恐ろしく分厚いコンクリートが打たれており、まあ壊すには道路を破砕するような重機でなければ壊れませんので、今回これはそのままにして、既存のコンクリートもデザインの中に取り込んでプランしました。
そんなわけでまあ特に難しいことはしておりませんが、施工の順序も含めてご説明いたします。
まず今回工事する箇所を掘削します
古墳の発掘のように正確に行います(笑)
既存のコンクリートは30cmくらいの厚さがありましたが・・・・こういうのを過剰設計と申します
そして次は基礎の砕石を敷き、沈下しないよう機械で転圧して型枠を設置します
また石畳の石を並べる場所は石の厚み分だけ下げて下地のコンクリート仕上げます
当然ですがコンクリートを打つ前に ワイヤーメッシュ(網状に作られている鉄筋)を敷いてコンクリートを打設します。
そして今回コンクリートで仕上げるスペースにまずコンクリートを打ちました。
下は石を並べるスペースでコンクリートを低く仕上げてあるため・・お客様が歩行時に転ばぬようにわざとゴテゴテに板を敷き仮設の通路としてあります
基礎コンの強度が出たら石を並べます
これは実際にベルギーの石畳に使われている舗石ですが、なかなか渋いです
でも一つ一つ形が違うのでなんだかんだでカットしながらの施工のためかなり職人泣かせな素材です
★輸入石材商社のご紹介文
Note
車のCMで、よく、石畳広がるヨーロッパの街を見かけることがあるかと思います。
その石畳の多くは、おしゃ楽でも取り扱っているベルギー産の石畳なのです。
花崗岩・花崗斑岩がメインとなっており、とても硬く磨耗しにくく、色合いが落ち着いているため、
古くから“石畳”として人気があり、今なお、フランス、ベルギー、オランダ、ドイツ、スイスなどヨーロッパ各国で使われています
(フォフィール材とも呼ばれています)。
実は近頃、産出量が減り、大変貴重な石材となりつつあるので、改修工事等で掘り出されるものは、古都の歴史景観地区などで再利用されています。
この石畳も、世界遺産のある街(ブリュッセル/トゥルンハウト)での、改修工事によって手に入った、貴重なアンティークものです。
そして石を敷き詰めたら・・・一番の苦行、 一つ一つ石を汚さぬようひたすら目地を入れます。
今回はお客様のご要望でホワイト系の目地としました
奥も一台分駐車場を拡張し、今度は乗り入れも(綱渡りではなく)超カンタンになりました、
そしてエントランス周りもこの建物にふさわしい質感になりました。
ご予算はやはりインターロッキングや石貼りに比べて大幅にアップしますが、やはりいい素材はそれ自体が素晴らしいため家の景観も住み手の心持も当然ですがかなりアップしてくれます。
当社でもエントランスの味付けで時々使っているのですが質感が大好きです
★よろしければこちらもお読みください
・・・・・・・・・・・・
ほかの施工例はこちらからどうぞ!
緑の比率が高く緑に包まれるガーデン&エクステリアをぜひご覧ください。
エクステリアや庭づくりで情報収集したい方にはとことんご説明しています。事前の情報収集が本当に大切なのです。
お気軽にご相談ください。
ブログ記事一覧はこちら