ノーメンテナンス・・・・もいいかもしれませんが、違います

家を建てた後、駐車場やアプローチなどはとりあえず日々の生活の面では作らざるを得ないところですが、その点「庭」は後回しになったり、また草が生えたりしてイヤだからコンクリートで固めたり防草シートにカラーの砂利なんかをとりあえず敷き詰めて・・・

「庭はノーメンテナンスで」

なんていう施工例もこのところ新しい分譲地などでよく見かけるようになりました。

でもはっきりいいますが・・・・こんな庭はダメですよ、エクステリア業者さん・・・・

これも家を建て夫婦共働きで子供さんも小さく、家や敷地のメンテナンスまでは日々手が回らない現実もありますが、やはり敷地面積に対して＜土の面積＞があまりに少ない敷地は・・・・長い期間住むに当たってはやはり不自然なような気がしますし、本来の人間の属性や本能からも何か遠ざかるような気もします。

またこれは人それぞれの価値観はありますが、
今の長野市でこれだけ＜マンション＞が増えたことなどを見ても、「面倒な庭はいらない人」もそれだけ増えたような印象もちょっと受けるところで、これもちょっと残念なところですが・・・・

やはり日々目にしている生活空間で人生の豊かさもかなり違って行くと思いますので、やはりせっかく一戸建てを手に入れた方には、＜身近な自然＞を少しでも敷地内に作り、それを楽しみながら共に生活してほしいと思います。

これは次世代のためでもあるような気もしますし、自然を毛嫌いするような人間が多くなるのだけはやっぱり避けてほしいところです。

☆ちょっとした植え込みで玄関までの間が楽しいです。

もちろんこれでも生活はできるのですが・・・・

やはり家もこんな感じにしてあげれば喜ぶのではと思いますし、たぶんその金額の差もそれほど大きくはないはずです。

そんなわけで業者側も確かに「ノーメンテナンス」の方向性なら細かなプランの作成もいらず工事の管理もアバウトで正直言えばラクですから・・・・どんどん「砂利を敷いた庭やカラーコンクリートや自然石で固めた地面」が増えてしまうところですし、また長野は山が見えてあまり緑には不足していない錯覚を受けますが、東京や他県の都市などに行ってみれば本当に「緑が本当に少ない街」であることも痛感するところです。

＊当社事務所のすぐ近くで撮影ですが・・・緑は皆無、