この時期恒例の・・・・樹木の水やりについてのこと | ガーデンファクトリー

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この時期恒例の・・・・樹木の水やりについてのこと

今日は一日雨ですが樹木にとっては生き返る雨です。

さて、毎回そのまま何度も書いてますが結構この樹木の水遣りが難しいのです。

まあ水遣りは最終的にお客さんちの自己責任で、なおかつ試行錯誤しながら会得してもらうしかないのですが、樹木の水遣りのポイントだけ書いときます。

①梅雨までの水遣りは大切です。今は雨が降ってもすぐに蒸散してしまいますので、3日に一度はたっぷりくれて下さい。

次に・・・

②夏場は真昼間のカンカン照りのなかでの水遣りは避けてください。っていうよりしないで下さい。

ショック死しますから・・・汗。だから夕方以降ゆっくりまいて欲しいところです。

なお夏場は根元よりも、木全体に雨を降らせるように(雨になりきるのです)枝葉中心にまいてください。

実際30度以上になればほとんどヘロヘロであまり水飲みませんので、枝葉中心でいいかもしれません。(土が湿ってる場合です)

また時々

③水まいた後に根元をほじって見てください。

たぶん中の土が・・・全然乾燥してることでしょう。

「水あげてるのに!」と半分クレームっぽく言い切ってるお客さんもいますが・・・・案外地中まで全然届いてません。(汗)

特に粘土質や、固い土は要注意です。

時々根元を腐葉土とか混ぜてふかふかの状態にする必要がありますし、最初はサラサラな山砂でも水くれてるうちにそこだけは固くなってしまいますから、しょっちゅう根株の周りをやさしく<ほじほじ>してほしいものです。

まあ火山の噴火のように周りに流れて行くようではマズイです。

④最終的に水をどの程度まいたらよいか・・・なんて疑問もありますが、うちの場合、<水やりすぎて根腐れしちゃった>と言うものはなく、やはり根まで水が行ってなくて弱った方が多いので、とりあえず水をあげていれば間違いないかと思います。

まあ水道代は植えつけてから3年くらいはちょっとガマンしていただき、3年くらい経つとはっきりしてきますんで(笑)

ただし徐々に間隔を空けながら「乾いたらたっぷり!」に近づけて行ってほしいのですが、頻繁にちまちま水やりをしていると根も表面近くにばかり発達して弱い木になるわけですし、これもまあ人間と同じで甘やかしているとダメになるのも間違いないところです。

またうちの場合、同じ日に植えた二本のヤマモミジは一本は建物のすぐ近くの砂利っぽいところと一本は畑の土を入れ替えた庭の奥に植えましたが、結局10年後・・・・砂利っぽいところのモミジが2階の屋根くらいになって生き残り、環境の良い場所のモミジは5年後枯れました

まあよくわからないわけですが、とにかく水だけで枯れるわけでもなく、いろいろな環境要因やその樹木自体の生命力、また施主側のおざなりな管理なんかもあるわけで、まあ樹木が弱ったからといって・・・・一応元気に生育している樹木を植えて行った業者さんに後になって文句をいうのも筋違いかと思うのですね(笑)

あと日当たり良好の庭に「シンボルツリー!」なんていって一本だけポツンと飾り物として木を植えるのも樹木にとってはかなりきついものがありますので、これも避けた方がいいかもしれません。

・15年くらい経つと基本的に雨水管理です。

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