ラクしてきれいな花壇を作りたいなら宿根草です

お庭の工事で花壇をつくることがよくあります。新築のお宅でもリフォームでも、樹木外の植物を植える場所として、やはり花壇はかかせません。どんな場所でも緑が増えるのは楽しいですし、植物があることで空間が華やかになります。

この花壇、こちらで植え込みをする場合もありますが、ほとんどの場合はお客様にその後の楽しみとして、好きな花を植えてもらっています。せっかくの自宅の庭ですから、ずっと憧れていた花を植えていただいてもいいですし、お子さんと一緒に園芸店に行き、お子さんが選んだ花を植えるのも楽しみの一つです。

もし、そのときに何を選んだらいいか悩んでしまい、そしてなるべくなら管理の楽な植物にしたいと思ったときには、ぜひ【宿根草】を選んでみてください。

宿根草（しゅっこんそう）は、植えっぱなしでも何年も花を咲かせてくれる植物です。つまり、管理がとても楽です。もちろん水やりは必要ですが、毎年植え替える必要はありません。冬場に地上部が枯れても地中で根っこが生きてますから、春になればまた芽を出し、一年ごとに大きくなっていきます。

宿根草メインの花壇（一部低木も一緒に植えられています）

スタッフの中で個人的に宿根草の代表格と思っているギボウシ

植え替えをしなくても毎年同じ場所から芽を出してくれるのは本当にラクチンなのです。植え込みが好きな方は是非季節ごとの植え替えを楽しんでいただければと思いますが、ちょっとラクしてきれいな花壇を維持したい場合には、宿根草は本当におすすめです。

注意点としては、植えっぱなしでも水の管理は必須であること、種類によっては予想以上に大きくなること、何年も植えっぱなしにすると代わり映えのしない花壇になること、などがあります。

どんな植物でも水の管理は必要ですから、大きく元気に育てるためにも定期的にお水はあげてください。また大きさに関しては、販売されている苗に説明書きのカードやタグがついていますから、事前によく確認してみましょう。ギボウシは種類によっては本当に大きくなります。そして気にならない場合はいいのですが、宿根草だけで構成すると、毎年同じ花が咲く花壇になります。（でもそれも素敵ですよ）もし変わり映えがしないことが気になる場合には、全体の１～２割ぐらいに一年草を混ぜてみましょう。その年だけに咲く一年草を楽しみ、来年はまた違う一年草を植える、というのもありです。

花壇の楽しみ方は人それぞれですが、楽したいときにはぜひ宿根草を選んでみてください。

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