目隠しに生垣は・・・ちょっとオススメできません (長野市ガーデンファクトリー)
長野市の住宅地でも以前と比べればやはり分譲地の敷地面積も狭くなり、どうしても隣接するお宅とのスペースに余裕が無く・・・<視線>が気になってしまうということが多くなりました。
上の画像もウッドフェンスと庭の植栽で近隣からの目隠しを施したわけですが、当初は生垣をご希望でもあったわけですが、やはり隣地への影響や隣地に入っての剪定、消毒等の管理も含めて現実的ではありませんでしたので、こんな形でのご提案となったところです。
そんなわけでこの目隠しというのが毎回庭や外構を作る上でのひとつの要素にもなっているものですし、またある程度大きな分譲地では「景観上の自主規制」があり道路側は生垣等の植栽とし壁やフェンスなどを立ててはいけないところもあるわけですね。
そのためこんな分譲地では「生垣」となるわけですが、この場合「目隠し」となった頃には・・・たぶん施主が手に負えない感じになるためちょっと注意が必要かもしれません。
まあ確かに本来ならば道路側を緑で飾る住宅地が連なるとかなりきれいですし、自分自身も日本の住宅地もそうしてもらいたい気持ちはヤマヤマなんですが・・・・生垣・・・・はやはりちょっとオススメしないところです。
これも今現在の夫婦共働きで平日誰もいないお宅ではやはり生垣の管理も厳しいと思いますし、樹種の選定次第では敷地全体が暗いイメージになったり蜂のたまり場になったり(笑)また最初はハサミでカットできていたものが、そのうち電動のヘッジトリマーで整えたりするわけですね、
そもそも「生垣」に使われる樹種は成長が旺盛な常緑樹がほとんどですから、生長が旺盛なものを切り詰めてはどんどん枝葉を密にして立派な生垣となり目隠しとして行くものなんですね。
そのためいよいよ十年くらいすると・・・たとえば昔かなり植えられた<レッドロビン>に至っては、これまで同じ高さや幅で剪定した枝がかなり太くなってしまい・・・もうヘッジトリマーで剪定が厳しくなるわけで・・・最後はチェーンソーで剪定みたいな形になるものです(笑)
もちろんこの段階になると人の手では抜けませんので・・・・重機の登場となるものです。
そんなわけでやはり土地を選ぶ場合にも、この点での「自主規制の本当のところ」まで現在建っている家の外構などを見て確認しておいた方が良いかもしれません。
実際民間の大手ハウスメーカーで分譲した住宅地はしっかりとこれを守っているので、家によってはボーボーのお化けみたいな生垣もあったりですし(笑)他では最初は生垣でもいつのまにか皆さん仕切りのコンクリートやフェンスなどが普通に施され、カーポートの屋根等も自主規制など関係なく道路ギリギリまで作られているタテマエだけの分譲地なんかもあるわけです。
いずれにしても敷地が70坪くらいなければ「自主規制」などをしても施主の日々の生活がとても住みづらい形になるような気がしてます。
(自主規制のある分譲地でのお庭づくりですが、最初は可愛くて物足りない生垣も7~8年経って見れば・・・2mくらいの立派なものになってます)
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